Amazon Payがインドでの顧客獲得のため、ピアツーピア決済を開始
インターネットが日常生活で当たり前に利用されている現在、インドでもオンライン上でのサービス・製品の購入に、新しい支払い方法が広がってきています。
2019年4月29日Amazon Indiaは、ユーザーが統一支払いインターフェース(UPI)を介して相互に送金できる最新のピアツーピア(P2P)支払い方法を発表しました。
インドのAmazon Payのディレクター(Vikas Bansal)は、Amazonでの買い物支払い手段に、既存のアプリが組み込まれており、複雑なプロセスを経ることなく、すぐに導入できると語っています。顧客はオンラインで購入するだけでなく、オフライントランザクションでの支払い、請求書の支払いなど、他に多くのことにAmazon Payを使用していると述べています。
Journalレポートによると、Amazon P2Pの支払いは、Paypalが所有する決済アプリのVermoに匹敵するものになるということで、Venmoは2017年の第4四半期に100億ドルを超えるP2P支払い額を処理し、月間約700万人のユーザーがいると考えられています。
現在、インドはAmazon P2P支払い方法の発表と共に、キャッシュレス経済に近づいています。 Amazonの最新のピアツーピア支払い方法により、スマートフォンは仮想デビットカードとして機能し、瞬時に送金、受け取りを行うことができます。
P2Pは、購入の際の費用、インフラストラクチャのコストを削減することにより、支払いコストを削減させています。
インド準備銀行は、その決済システムビジョンドキュメント(2012-2015)で、低現金集約型社会とテクノロジーを活用した金融包摂(貧困や難民などに関わらず、誰もが取り残されることなく金融サービスへのアクセスでき、金融サービスの恩恵を受けられるようにすること)という目標を達成するために、UPIの使用を導入しています。
UPIは、これらのビジョンを達成するための重要な動きであり、オンライン支払いを非常に簡単かつ、手頃な価格にすることで、さまざまなサービスとエコシステムが可能になり、最終的にキャッシュレス支払いへと移行していきます。
インドでのAmazon P2Pの発表にて、顧客はAmazon Androidアプリ上での買い物と支払いに選択肢の幅を広げ、快適に行い、また顧客管理を行うことができます。