グローバルソフトウェアエンジニアへのキャリアアップを手助けする - Pesto
2018年に設立されたデリーに拠点を置くEdTech(エドテック: Education(教育)とTechnology(テクノロジー)を組み合わたもの)のスタートアップPesto Techは、インドのソフトウェアエンジニア達を支援しています。インド国内を超えてのボーダレスな雇用のチャンスを得るために、集中的なトレーニングプログラムを提供しています。
大学を中退したAyush JaiswalとAndrew Linfootは、Matrix Partners、Swiggyの創設者などからシード資金を集め始めて、現在、Pestoは、学生向けの*所得分配契約モデルで運用され、国内の誰でもプログラムを前払いなしで利用できるようにしています。
*所得分配契約は、教育機関と学生の新しい契約モデル。受講料の支払いが発生せず、卒業後に一定期間、給与からあらかじめ定めた割合で支払う契約。
その所得分配契約では、Pestoの卒業生は、キャリアの最初の3年間で、収入の17%(プログラムの性質による)を最後の給与の2倍以上に支払うことを規定しています。
Pestoの目的は、世界レベルの技術的スキルとソフトウェアスキルトレーニングにより、インドのエンジニアのスキルニーズのギャップを埋めることです。またインドのソフトウェア能力を世界標準にまで伸ばし、給与をグローバルスタンダードの価格にあげようとしています。卒業生のトップの者達は、72万ルピー、60万ルピー、45万ルピーのオファーを受け取っています。
(1ルピー約1.5円(2020年2月1日時点の為替)、72万ルピー≒約108万円)
12週間の短期間集中プログラミングを通じて、インドのソフトウェアエンジニアリングを向上させています。集中トレーニングプログラムは、インドのソフトウェアエンジニアがフルタイムのリモートでの仕事を通して国際的な技術キャリアを得ることをサポートします。また、*Tier IIおよびIIIの町や遠隔地からの若者達をサポートし、彼らのスキルと能力を磨いて、インドのトップカレッジだけでなく世界中の最高のソフトウェアエンジニアと競争できる機会を提供しています。
*Tier 1=人口400万人以上の都市(デリー、ムンバイ、コルカタ、バンガロール、チェンナイ、ハイデラバード、アーメダバード、プネーなど)、Tier 2=人口100万人以上~400万人未満の都市(カンプール、スーラト、ジャイプールなど)、Tier 3=人口50万~100万人未満の都市
Pestoのインストラクターは、製品開発の豊富な経験を持ち、献身的かつフルタイムでサポートする熟練したエンジニアです。インストラクターは、ソフトウェア開発を教えるだけでなく、文化的なギャップを埋めることを含めた、カリキュラムを開発しています。
インドのソフトウェアエンジニアリングのキャリアを加速することにコミットしているPestoは、現在、応募者の選択方法を自動化するソフトウェアツールの構築に取り組んでいると言われています。
またこれまでに10,000件以上のアプリケーションを受け取ったと言われています。